マスタの種類・仕様について
ここではマスタの種類や各マスタの仕様について説明します。
マスタの種類
マスタは以下9種類に分類されます。
ファイル形式はCSVファイル(○○.csv)となります。
| マスタ名 | マスタの役割 | 必須 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 組織マスタ | 組織情報(組織名、組織コード、上位組織、検索用組織名)を定義します。 | 必須 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 組織管理者マスタ | 組織の組織管理者(勤怠承認者・上長・管理者)の情報(社員番号・組織コード)を定義します。 ※2019年5月より利用開始 ※本システムでは実際に勤怠承認は行いません。組織管理者(勤怠承認者)相当の役割になります。 |
必須 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ユーザマスタ | 管理者を含む、利用者情報(社員番号、氏名、ユーザアカウント、所属コード、メールアドレス)を定義します。 ユーザマスタで設定したユーザアカウントとPCログイン時に利用するログインアカウントでPCログの紐づけを行います。 ※ログインアカウントを管理されていない場合、コンピュータマスタを利用してPCログを紐づける必要があります。 |
必須 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 勤怠データ | 申請型の勤怠情報をPC稼働時間と突合せを行うために取り込みます。 社内の勤怠システムから出力した勤怠情報を加工して、MITERAS仕事可視化に必要な形式に変更いただくことが一般的です。(導入時に記載は必要はありません。環境提供後、お客様の運用で取り込んでいただきます。取込形式は事前にご確認下さい。) |
タイムレポートのみ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| コンピュータ マスタ |
ユーザとそのユーザが利用しているコンピュータ(PC)名の組み合わせ(社員番号,コンピュータ名)を定義します。 組織においてActiveDirectoryなどでのアカウント管理をされていない場合、もしくはmacOSをご利用の環境でご利用ください。コンピュータマスタで設定したコンピュータ名とユーザが利用しているPCのコンピュータ名でPCログの紐づけを行います。 ※コンピュータマスタを利用される場合、一部ユーザのみに適用することはできません。全員コンピュータマスタをご利用ください。 |
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| カレンダーマスタ | カレンダーの休日情報(年月日、休日フラグ、休日・祝日、休日種別)を定義します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ユーザ詳細マスタ | ユーザマスタに登録されている利用者の詳細情報(生年、入社年度、性別フラグ、パフォーマンス、職種分類コード)を定義します。 これらの情報を入力する際は、別紙「職種/性別/パフォーマンス一覧.xlsx」に定義されていますので、その値を参考に入力してください。 別紙「職種/性別/パフォーマンス一覧.xlsx」は弊社サポートにお問い合わせください。 |
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外部アカウント |
外部アカウント情報(社員番号、外部サービス大分類ID、外部サービス小分類ID、外部アカウント)を定義します。 ※SAML認証・Outlook予定表連携機能を利用する場合に用いる場合があります。 |
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| URL取り込み除外マスタ | ブラウザの閲覧履歴(URL)取得機能にて取込み対象外とするURL情報(除外URL)を定義します。 ※ブラウザの閲覧履歴(URL)取得機能を利用する場合に用いる場合があります。 |
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マスタ仕様
マスタ全般
- マスタの文字コードはSJISで保存してください。UTF-8の場合は取込が失敗します。
- マスタの必須項目の記載が不足している場合、マスタの取込はエラーとなります。その際は修正をお願いいたします。
- 以下のようなマスタ内項目の変更を行うと、利用者の一部データの正しい取得・反映や過去分のデータが参照できなくなることがございますのでご注意ください。
・社員番号の変更
・ログインアカウントの変更
・コンピュータ名の変更 - 社員番号または組織コードが0から始まる場合、マスタのCSVファイルをExcelで編集する場合は0の桁落ちにご注意ください。
⇒ Appendix.Excelで0の桁落ちを防ぐ方法 - 記号を含めることが可能な項目もありますが、CSVファイルでマスタを更新していただく必要があるため、カンマを含めるとEXCELで表示した際に表示がずれてしまったり、特殊な記号を含めることで文字化けを引き起こす可能性が御座いますので、一般的な記号の利用に留めることを推奨しております。(下記画像の2行目がカンマを含めたことで表示がずれてしまった例です。)

- グループ利用時は会社コードの項目が必要となります。
例)
組織マスタ
- 上位組織を定義することで組織のツリー構造を形成します。
- 上位組織は、組織マスタに存在する組織を指定して下さい。存在しない組織を指定した場合、その組織に所属するユーザを閲覧することができません。
- 上位組織は各組織で必ず1つ指定してください。
- 最上位組織はお客様の会社となります。最上位組織のみ上位組織の指定が不要です。
- 設定する項目については以下の通りです。
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字組織コード 必須 組織を特定する文字列で、一意である必要があります。 入力文字数:最大255文字
入力文字:半角英数字組織名 必須 組織の名称です。 入力文字数:最大255文字
入力文字数:半角英数記号上位組織コード 必須
※最上位組織は設定不要上位にあたる組織を組織コードで指定します。
この設定で組織の上下関係(階層構造)を定義します。入力文字数:最大255文字
入力文字:半角英数字検索用組織名 必須 検索画面に表示される組織名です。 入力文字数:最大255文字
入力文字数:半角英数記号
例 通常契約)
例 グループ契約)
組織管理者マスタ
- 最上位組織に組織管理者を割り当てることはできません。
- 組織管理者は、管理対象組織(のひとつ)に所属している必要があります。
- 上位組織の組織管理者(勤怠承認者)は、下位組織の情報も参照することが可能です。
- 組織管理者は自身が所属している組織の上位組織の管理者にはなれません。
- 組織管理者の社員番号が設定されていない組織の各社員のデータは、人事権限管理者(システム管理者)もしくは、その組織の上位組織の組織管理者のみ閲覧可能です。
- 組織管理者は1組織に複数名指定可能です。
- 設定する項目については以下の通りです。
例 通常契約)
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字組織コード 必須 組織を特定する文字列で一意である必要があります。また、設定可能な組織コードは組織マスタに登録した組織コードのみです。
マネージャーやリーダーが管理する組織(コード)を指定します。入力文字数:最大255文字
入力文字:半角英数字社員番号 必須 社員を特定するコードで、一意である必要があります。また、設定可能な社員番号はユーザマスタに登録した社員番号のみです。
マネージャーやリーダーの社員番号を指定します。入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字
例 グループ契約)
ユーザマスタ
- ユーザを一意に特定するために、社員番号、社員名、ユーザアカウントは重複しないようにしてください。同じ社員の情報の重複登録はできません。
また、ユーザアカウントはアルファベットの大文字・小文字を区別しないため以下のようなユーザアカウントが登録されていた場合、重複登録としてみなされ、正常なデータの取得ができません。
例)以下は同様のユーザアカウントとみなされます。
ユーザアカウント1:Miteras-User
ユーザアカウント2:MITERAS-USER - MITERAS仕事可視化の利用者を定義するもので、PCへエージェントをインストールせずに情報を参照のみをする場合でも、人事権限管理者(システム管理者)および、組織管理者は必ずユーザとして含める必要があります。
- メールアドレスはアラートメール送信、ログインアカウントパスワードロック解除に利用します。記載がない場合は該当機能が利用できません。
- 設定する項目については以下の通りです。
例 通常契約)
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字社員番号 必須 社員を特定するコードで、一意である必要があります。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字氏名 必須 Web画面に表示される個人名です。
入力文字数:最大100文字 ユーザアカウント 必須 Web画面へのログインアカウントとして使用されます。また、PCログの紐づけ方法をPCログインアカウント名とした場合、ユーザアカウントはPCログインアカウント名と一致させる必要があります。
PCログインアカウントの確認方法入力文字数:最大100文字
入力文字:半角英数記号所属コード 必須 所属する組織を指定します。
設定可能な組織コードは組織マスタに登録した組織コードのみです。入力文字数:最大255文字
入力文字:半角英数字メールアドレス 任意
(設定推奨)組織管理者に指定されたユーザには、その組織のアラートメールが送信されます。
組織管理者に該当される方は必須としてください。また、Web管理画面のパスワードリセットの際の通知にも利用されます。入力文字数:最大255文字
入力文字:半角英数字記号
例 グループ契約)
⚠️組織マスタに記載のない未登録の組織コードを所属コードに設定すると、対象社員はWeb画面から閲覧不可となりますのでご注意ください。
勤怠データ
- 取り込み対象期間、メンバー分のデータを記載してください。取り込みを行う該当データが存在した場合、データは上書きされます。
- 複数メンバー、期間の取り込みが可能です。
- 取り込んだ勤怠データは削除することができます。
- 勤怠システムから情報をエクスポートした場合、規定のマスタフォーマットに従う必要がありますので登録時に変更をお願いいたします。
- お客様の勤怠システムから出力したものを弊社に送付いただければ、必要な変更点などチェックいたします。
- 設定する項目については以下の通りです。
例 通常契約)
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字社員番号 必須 社員を特定するコードで、一意である必要があります。また、設定可能な社員番号はユーザマスタに登録した社員番号のみです。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字勤怠日付 必須 勤怠日付を入力します。
入力形式:yyyy/mm/dd 始業時間 必須 始業時間を入力します。
入力形式:hh:mm 終業時間 必須 終業時間を入力します。
24時を跨いだ労働時間を表現する場合は以下のように入力する必要があります。
例)当日9:00 ~ 翌日1:00(当日25:00)まで仕事をした場合
始業時間:9:00
終業時間:25:00入力形式:hh:mm 
例 グループ契約)
コンピュータマスタ
- コンピュータマスタを利用している場合、ジョブレポート機能のグラフはWeb管理画面閲覧時、マスタ内のコンピュータ名で識別、表示されます。
- PCは1人につき、複数台登録できます。
- コンピュータ名は重複登録することが出来ません。
また、大文字・小文字を区別しないため以下のようなコンピュータ名がコンピュータマスタに含まれていた場合、重複登録としてみなされ、正常なデータの取得ができません。
例)以下は同様のコンピュータ名とみなされます。
コンピュータ名1:Miteras-Pc
コンピュータ名2:MITERAS-PC - PCの利用者は1台につき1名のみとなるように登録してください。コンピュータマスタを利用している環境で、複数の利用者が1つのPCを共有している場合、利用者判別ができず、正常なデータの取得ができません。
- PCを他の方に引き継がれる際はコンピュータ名を変更するなどして、重複しないようにしてください。
※タイムレポート等、開始・終了の時刻を記録する機能に関しては、過去のコンピュータ名は不要です。 - PC入替え後も過去のジョブレポートデータを参照したい場合は、以前のコンピュータ名も残した状態にしてください。
- 設定する項目については以下の通りです。
例 通常契約)
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字社員番号 必須 社員を特定するコードで、一意である必要があります。また、設定可能な社員番号はユーザマスタに登録した社員番号のみです。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字コンピュータ名 必須 利用者が使用しているコンピュータ名(ホスト名)を指定します。
Windowsをご利用の場合はOSの制限により15字目以降の文字は切り捨てられるため、コンピュータ名を登録する際はご注意下さい。
(半角文字は1文字、全角文字は2文字としてカウントされます。)
コンピュータ名の確認方法入力文字数:最大63文字 
例 グループ契約)
カレンダーマスタ
- カレンダーの追加・削除はできません。MITERAS仕事可視化に登録されている会計年度のカレンダーのみ更新可能です。
- ダウンロード実行時点のMITERAS仕事可視化に登録されている会計年度のカレンダーマスタがダウンロード可能です。
- 設定する項目については以下の通りです。
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字年月日 必須 カレンダーの年月日です。 入力形式:yyyy/mm/dd 休日フラグ 必須 休日・平日設定を示す文字列を設定する項目です。 TRUE:休日
FALSE:平日休日種別 任意 カレンダーに設定する休日の種別が設定です。
休日フラグが「TRUE」の場合のみ種別設定が可能1:法定休日(設定された日付はPC稼働状況確認画面上で赤字で表示されます)
2:所定休日(設定された日付はPC稼働状況確認画面上で土曜日は青字、
それ以外の曜日は赤字で表示されます)
1、2以外:2と同様休日・祝日 任意 休日・祝日の名前です。 入力文字数:最大32文字
例 通常契約)
例 グループ契約)
ユーザ詳細マスタ
- 性別、職種やパフォーマンス項目の追加、修正、削除のご依頼は受け付けておりません。
- 設定する項目については以下の通りです。
職種/性別/パフォーマンス一覧項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字社員番号 必須 社員を特定するコードで、一意である必要があります。また、設定可能な社員番号はユーザマスタに登録した社員番号のみです。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字生年 必須 誕生年を設定してください。 入力形式:yyyy 入社年度 必須 入社年度を設定してください。 入力形式:yyyy 性別フラグ 必須 性別を設定してください。 1:男性
2:女性
3:登録しない0:未設定パフォーマンス 必須 パフォーマンスを設定してください 9:高
5:中
1:低
0:未設定職種大分類コード 必須 職種大分類コードを入力してください。 「職種/性別/パフォーマンス一覧」にある職種一覧の大分類コードを入力 職種中分類コード 必須 職種中分類コードを入力してください。 「職種/性別/パフォーマンス一覧」にある職種一覧の中分類コードを入力 職種小分類コード 必須 職種小分類コードを入力してください。 「職種/性別/パフォーマンス一覧」にある職種一覧の小分類コードを入力
例 通常契約)
例 グループ契約)
外部アカウントマスタ
- ご利用するサービス毎に外部アカウント名が一意となるように設定して下さい。
- サービスが異なる場合は外部アカウント名の重複設定が可能です。"
- サービス毎に1人につき外部アカウントを1つ登録することができます。1人に対して同じサービスの外部アカウントを複数登録することはできません。
- Outlook予定表連携・SAML認証によるシングルサインオンなどを利用していない場合、その機能に対する外部アカウント登録はしないでください。
- 設定する項目については以下の通りです。
例 通常契約)
項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字社員番号 必須 社員を特定するコードで、一意である必要があります。また、設定可能な社員番号はユーザマスタに登録した社員番号のみです。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字外部サービス大分類ID 必須 外部サービス大分類IDを設定してください。
1:SAML認証
2:カレンダー連携外部サービス小分類ID 必須 外部サービス大分類IDで利用可能な外部サービス小分類IDを設定してください。
外部サービス大分類が1の場合
1:AzureADによるシングルサインオン
外部サービス大分類が2の場合
1:Outlook予定表連携
2:Googleカレンダー連携外部アカウント 必須 ユーザを一意に特定する文字列を設定してください。
入力文字数:最大255文字
入力文字:半角英数字記号
例 グループ契約)
URL取り込み除外マスタ
- 除外URLは1000件まで登録可能です。
- マスタのファイルサイズは763KBが上限です。
- 設定する項目については以下の通りです。
例 通常契約)項目名 設定要否 説明 制約 会社コード グループ契約の場合は必須。通常契約の場合は不要。
システム内で定義しているお客様を識別する文字列です。 入力文字数:最大10文字
入力文字:半角英数字除外URL 必須 MITERAS仕事可視化に登録したくないURLの文字列を入力します。
(記載した文字列に部分一致したURLが除外対象)入力文字数:最大255文字
※半角カンマを含められません。備考 任意 任意で文字列を設定することが可能です。メモなどを行う際にご利用ください。 入力文字数:最大255文字 
例 グループ契約)