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1秒間にキーボードの打鍵数が10を超える高打鍵が記録されます

「高打鍵」とは?

通常の作業では、1秒あたり1~7回程度のキー入力(※目安)が一般的ですが、まれにこれを大きく超える「高打鍵」が記録されることがあります。
たとえば、1秒間に30回以上のキー打鍵が連続して記録される場合、実際の人間作業では考えづらく、これを「高打鍵」とみなします。
なお、高打鍵はあくまで「エージェントがPC上で発生したキー入力イベント」を正確に記録している結果であり、エージェント自体の動作に問題があるわけではありません。

高打鍵が記録される要因について

高打鍵が発生する主な要因として、以下のようなケースが考えられます。

①キーの長押しによる高速リピート入力

キーボードには、キーを押し続けると高速で同じ文字を入力し続ける「キーリピート」機能があります。標準的な設定でも、長押しを続けると1秒間に30回前後の入力が記録されることがあり、これが高打鍵としてカウントされる可能性があります。

また、キーリピートの設定を高速化している場合、さらに多くの打鍵数が記録されることがあります。

ℹ️参考情報

弊社での検証結果として、キーボードを1分間長押しした場合、最大で「32打鍵/秒」記録されることが確認されました。

なお、Windowsではキーボード長押し時における表示までの待ち時間(キーリピート)の速度を変更することができます。(参考URLを参照)

この設定で表示までの待ち時間の速度を向上させ、その状態でキーボードを1分間長押ししたところ、最大で「63打鍵/秒」記録されるケースも確認しております。

(参考URL)

⚠️ご利用いただいているキーボードの種類・設定・性能に依存して打鍵が行われます。
   上記の数値は参考値としてご覧ください。

②RPAやExcel VBA等による自動入力エミュレーション

外部ツール(RPAやVBAマクロなど)がキーボード入力を自動的に発生させると、人間には不可能な速度・回数でキーイベントが記録される場合があります。

ℹ️参考情報

VBAの実装内容によっては、キー打鍵が記録されることが確認されました。

具体的には、VBA内に「SendKeysステートメント」による文字出力処理が組み込まれている場合、出力文字数×2回の打鍵が記録されます。

×2回となる理由は、SendKeysステートメントが1文字出力する際にKeyUp、KeyDownの2回のイベントを発行しているためです。

(参考URL)

このため、例えば、SendKeysステートメントを利用してExcel内に500文字を出力した場合、キーボードの打鍵数は1000回となります。


    高打鍵が見られた場合は、上記のようなキーリピート設定や業務環境内で使用している自動操作ツールなどの可能性をご確認ください。